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2021年2月3日(水)、東京ビッグサイトにおきまして開催されました、第91回東京インターナショナル・ギフトショー春2021期間中に、ライセンシングインターナショナルが協力し、「ライセンスビジネスセミナー」が開催されました。

本サイトでは、「5年間で売上10倍へ大躍進、スペースエイジのライセンスビジネス」と題した、株式会社スペースエイジ 代表取締役社長 吉岡憲治様のご講演のレポート【前編】をお届けします。

株式会社スペースエイジ 代表取締役社長 吉岡憲治様です。

まず私の自己紹介です。1993年から2000まで7年間バンドをやっていました。ベースをやっていて、CDを出したり、全国ツアーも回りました。バンド時代はお金がなく、電気ガス水道が止まるという極貧生活を送りました。そのあと、個人事業主で、広島でインディーズレーベルを立ち上げました。当時は広島でCDを出す会社がなかったので、CDを出すために作りました。会社がスタートすると、CDがよく売れ、広島の繁華街で飲み歩くような生活になりました。

普通の営業をしたことがなかったのですが、タワーレコードなどにモヒカンのヘアスタイルのまま営業に行きました。

その後、一度も就職したことがないまま、株式会社に組織変更をして代表になり、東京進出、ニューヨーク進出を果たしました。

本日のお話する内容はこちらです。

美しい人生を過ごすために、自らが成長できるような会社になりたい。

時代と共に、主力業務が変わってきています。デザイン/WEB事業を行っていたときが一番たいへんでした。前日にデータを受け取り翌日朝に納品するなどを行っていました。その経験が、プロスポーツグッズ制作につながっていくのです。

私達の強みは、まず、営業企画で商品のアイデアを出します。次に、クリエイティブ=デザインチームで具体的なデザインに落とし込み、お客様にお見せし、お客様からOKが出たものを、生産管理がサンプルを作り、自社工場で商品化し、量産します。それを、営業が卸やECといったところで、販売を行います。

すべて自社で完結できるのが弊社の強みです。

この商品化の他に、飲食事業部、イベント事業部なども行っています。

初めて作ったプロ野球グッズについてご紹介します。

広島で行われていた、中国地方最大規模の、野外音楽フェス、セットストックのホームページやグッズを作っていました。そのときに、主催者よりカープとコラボができないかという相談がありました。当時は今と違い、グッズはどこで販売しているのかという状況でした。

そんななか、商談がまとまり1000枚のTシャツを会場に並べたところ、まさかの1000枚が10分で完売しました。広島カープの人気の凄さを目の当たりにしました。

これは、CDよりも売れると確認しました。カープグッズに参入しようと決意しました。

ところが、その後2年間はまったく商品を作らせていただくことができませんでした。

球場の移転のタイミングでようやく、商品化が決まりました。書家の方にロゴを書いていただき、気に入っていただき採用されました。

これを皮切りに次々とコラボ商品が実現しました。こちらは、衣笠祥雄さんのTシャツです。こちらのデザインは有名なレゲエの歌手のレコードジャケットのオマージュなのですが、衣笠さんを説得するのに2年かかり、ようやく販売にこぎつけました。

その後、アメトークで取り上げていただいたこともあり、累計1.5万枚の販売実績を作ることができました。

時間と熱意をかければ、絶対に無理と思われる案件も実現する可能性があるのだなと勉強することができました。

その後、先輩からプロ野球のミッキーマウスとのコラボ商品を作って欲しいというオファがあり、即答で引き受け、ライセンスビジネスについてなにもわかっていない状態で、考えられる限りの方法で動き回りましたが結果として失敗に終わりました。

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