記事の詳細
アプルーバル担当者 ラウンドテーブル 開催報告
2月22日は、LIMAジャパン主催アプルーバル担当者の方向けのラウンドテーブルを開催しました。キャラクター、出版、自動車、ゲーム、ファッション、ライセンスエージェントなど様々なタイプのプロパティを扱うアプルーバル担当者の方にお集まりいただきました。
アドバイザーとして、もとマテル・インターナショナルのシニアデザイナーで、現在スタイルガイド制作を中心にデザインコンサルタントとして活動されている、mio株式会社 渡邉美緒様をお招きし、アプルーバルについてミニセミナーの後、参加者のみなさま同士のディスカッションを行いました。ディスカッションは、業務歴1年から何十年まで多様な経験の方にご参加いただけたおかげで、いろいろな知見や悩みを共有でき、大変盛り上がり、予定時間を30分超過して終了いたしました。
【主な内容】
< ミニセミナー>
- ライセンスビジネスの目的のおさらい
- アプルーバル業務の目的の明確化
- アプルーバル作業の流れ
- 申請フォームに含めるべき事柄
- スタイルガイドについて
< 参加者からの課題提起 >
- ブランドDNAの定義はなにか。
- ブランドのコンセプトと商品化のコンセプトの違い。
- 作り込まれた作品の世界観を逸脱する商品が出てくることが多く、スタイルガイドを使っての承認作業ができない。
- スタイルガイドに落とし込む前の、プロパティの持つ要素の洗い出しと洗練化の作業の方法が知りたい。スタイルガイドが硬すぎて、商品デザインのバリエーションがなく、売上に結びつかない。
- スタイルガイドはターゲット毎に設定が必要。ターゲットの選定と、売上に占めるボリュームと商品戦略が重要。
- ある国のライセンシーは、スタイルガイドにもとづいて忠実に商品を企画しない。
ご参加いただきましたみなさまありがとうございました。
次回は4月開催予定のライセンシングエキスポジャパンにおきまして、ライセンシング専門セミナー「基礎から学ぶスタイルガイド」で、アプルーバルとクリエイティブ担当者向けセミナーを開催する予定です。