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【5月19日開催】アプルーバル担当者 ラウンドテーブル 開催報告
5月19日は、LIMAジャパン主催アプルーバル担当者の方向けのラウンドテーブルを開催しました。アニメ、出版、映画、教育、ファッション、ライセンスエージェントなど様々な業種のライセンス担当者の方にお集まりいただきました。
アドバイザーとして、もとマテルシニアデザイナーの、mio株式会社 渡邉美緒様をお招きし、アプルーバルについてミニセミナーの後、参加者のみなさまから業務に関する日頃の悩みを出していただき、お互いに解決策を探りました。
【主な内容】
< ミニセミナー>
- ライセンスビジネスの目的のおさらい
- アプルーバル業務の目的の明確化
- アプルーバル作業の流れ
- 申請フォームに含めるべき事柄
< 参加者からの課題提起 >
- 関係者との調整、立ち位置について
・承認の判断基準を自分におくべきなのか
・エージェントとして、ライセンサーとライセンシーの間に立つ場合、どのように振る舞うべきか。立ち位置。
・ライセンシーの要求にどこまで応えるべきか
・利害関係者の間に挟まれ悩む
・ライセンシーとの信頼関係の構築、コミュニケーション
・ライセンサーは絶対的な立場なのか?ライセンシーの意見をどこまで反映させたらよいのか。 - 業務のプロセスと作業
・アプルーバルマニュアルを作って関係者で共有したいので、プロセスの設計、見直しのためになる情報がほしい。
・承認期間の短縮のコツが知りたい。 - 品質管理色の承認、指定方法(CMYK、 DIC、パントーン、ウエブカラー、サンプルチップで目視)
・ライセンス商品の品質を高めるためになにをすればいいのか
どの程度の完成度で承認をするべきか(商品:繊維製品、印刷物、立体物。その他、付属物、パッケージ、店舗、映像、広告等)
・スタイルガイドの指定を逸脱していないが、ブランドイメージの低下が懸念されるようなデザインが出てきたときの対処。 - スタイルガイドの運用
ローカライズの考え方(多くは、ライセンサーの説得)
ロゴの形や色の変更希望への対応
アニメ作品毎のスタイルガイドが用意されていない。 - 流通管理
・複数のライセンシーが同一の商品を異なる販路で展開する場合 - その他
ご参加いただきましたみなさまありがとうございました。
次回は9月に、アプルーバル担当者向けセミナーを開催する予定です。開催の詳細はLIMAジャパンウエブサイトで行いますが、ご案内を希望される場合は、LIMAジャパンメール配信にご登録ください。